仰視風景

こう寒くなってくると、必然暖かいもの、温かいものに思考が行き着く。
いつもは大抵水−さすがに水道水が飲める環境ではないので金出してペットボトル買う派−なのだけれど、「温かい珈琲でも飲むか」となる。とはいえ本格的な装置云々があるわけではないので、お手軽に電気ポットで湯を沸かしてインスタントコーヒーの瓶を取り出すだけなのだけど。
さてココでまず一つ目の問題発生。沸騰して保温状態になったもののレバーを“出”にして押しても…お湯が出ません。おそらくパッキンあたりの経年劣化だろうと思うものの、カップにお湯が注げません、さぁどうしよう? 壁に吊られた“おたま”が目に付きました。…ハイ正解です。ポットの蓋を開けおたまでお湯をカップに…カップに…。
さてココで二つ目の問題発生。このタイミングで気付くのも変ですが、インスタントコーヒーの瓶をいくら振れども瓶底にびったり張り付いて粉の体を成していません、さぁどうしよう? 現状を再認識します。…ハイ正解です。ポットからすくわれたお湯はそのまま瓶に直行!一応砂糖も何杯かいれておきました。
さてさてさて最後の問題発生です。沸騰したてのお湯をガラスの瓶に注ぐ、当たり前のように熱くてそのままでは飲めません、さぁどうしよう? 思い当たるものを全て当て嵌めていきます。…ハイ正解です。ストローがありました。
…と、いった感じでコーヒーの瓶からストローで直接珈琲を飲むシュールな風景が再現されました。