幼少時の喘息の薬というと、スピンヘラーを使って予防薬のインタールを吸入するのと、発作が起こった時は錠剤の気管支拡張薬等を投与し、大抵それで収まらないので病院で注射やら点滴をうつのが専らだった。
スピンヘラーでのインタール吸引は健常時ならともかくも、常時小発作を起こしていた頃だと粉状の薬剤を肺に入れるので、かえって症状が悪化したような感じがした。それとスピンヘラー以降にイーヘラーという吸入器具が出ているのを初めて知った。
たぶん社会人になってから処方されたのだと微かに記憶しているけど、サルタノールインヘラーを使った時の衝撃たるや、「なんてこと、吸引タイプの気管支拡張剤はこんなにも瞬時に効くものなのか!?」と。それ以降はどちらかというと本発作になる前段階で予防的に投与するという、本来の使用法とは違うのかもだけど自分的にはそれが合っている。
あとサルタノール以降にも新しい吸引型の気管支拡張剤が出ているそうだ。
幼少時にこれがあったらなぁ…と、思うも、気管支拡張の副作用として心臓への負担というのが馬鹿にならないので、存在はしてたけど負担を考えて処方されなかったのかなぁ…とも。