三年前の追想

「いつもと違うなぁ」と、実は縦揺れで、その次に「なんか妙に長いなぁ」と、縦揺れのあとの横揺れで、ふと横を見るとオモチャタワー×2がゆらゆら揺れ始め、「ここは俺が引き受ける!」的に両手で抑えたものの、結局両方ともに崩れ始め、その手も足も出ない状況をあざ笑うかのごとく、隣の部屋のオモチャ&書籍の山が大雪崩を起こすのをただ見ているしかなかった。
揺れが収まったあとは、隣の部屋を通らないと外にもトイレにも行けないので、ただ黙々と崩れた山を立て直していた。