ナニカのミカタ666

台風一家台風一過?
適度に風が吹いて、更に雨が降る心配がなければ洗濯&外干し日和になりそうな♪

―もうごまかさない。
思い出すたび張り裂けそうになる胸に決意を抱いて、葉切洋平は歩いていく。
ずっと好きだった人。
彼女が生き返ったらどんなにいいことだろう。
でもそれは、願えない。
他ならぬ彼女が望んでいないから。
自負がある。
彼女を見ていたという自負。