新・人生は上々だ
― 今週はカシン選手に代わってこの方にご登場願いました。先日、HERO'S(3・15日本武道館)で4年半ぶりの格闘技戦に出場した石澤常光選手です。
石澤 あ、どうも。
― 秋山成勲戦(2回1分41秒、袖車絞めで敗退)は無念でしたが「もっと準備期間があれば」という声も…
石澤 いや、そんなに気を使っていただかなくても結構ですよ。自分としては、すがすがしい気持ちで胸がいっぱいです。これほど前向きな姿勢になれたのは、本当に久しぶりですね。人生の目標を失い、暗夜行路を手探りでさまよっていた時がウソのようです。まさに「REBORN(再生)」という言葉を実感しています。
― 試合後はどこで何をしていたんでしょう
石澤 それは誰にも言えません。人目のつかないところで、自分の人生を見つめ直していました。気がつけば桜のキレイな季節になっていましたね。日本は本当に美しい国です。― 「これからも格闘技戦に専念するんですか」(神奈川県横浜市、34歳OL)など、今後を心配する質問がかなりきてます
石澤 そうですね。とりあえず次があるとすれば(秋山との)再戦しかないでしょう。後のことは谷川プロデューサーに委ねたいと思います。ベルトも欲しい。何しろこれまで取ったベルトにロクなものはなかったし、巻いた翌日から世界中の不幸と厄を一身に背負わされたような災難が続いたもんですから。
― ……
石澤 これほどまで生きる意欲がわいてきたのは、ノアの東京ドーム(04年7月10日)以来でしょうか?あの時は杉浦貴という男にハメられたせいで前途を絶たれたんですけどね。今後、どこで自分を磨くか?ロス、ブラジル、ロシア…それがどこになるかは分かりませんね、ハイ。
― そういえばカシン選手の今後はどうなるんでしょう
石澤 知るか。僕に聞かれても困ります。
― とにかく元気そうで安心しました
石澤 ありがとう。額に汗を流して働くことの喜び、そして未来への希望…この充実感、ニートだった時期が夢のようです。ああ、素晴らしきかな人生。それじゃあ、僕は忙しいんでもう帰りますよ。
「米国で改めてプロレスというものを学び直す中、レスリングの本場でグレート・ムタが伝説にまでなっている事実を身を持って知った。そのムタのカンパニーをぜひ体感してみたくなった」とのコメントで全日に参戦を表明したミラノコレクションA.T.の記事やら、なにより『WWE 21世紀の必殺技』の記事がショーン・マイケルズのSCM(スイート・チン・ミュージック)だったのが気になって東スポ購入。
いつもなら人生相談五重奏の回答者がカシンさんのときスレをみて済ますのだけれど、今回なんとなく打ち込み職人の真似事をしてみた。